音楽

感覚ピエロ 7/28ファイナル公演ライブレポート


感覚ピエロ 全国ツアーファイナルで熱いライブ魅せる!

感覚ピエロが、3月から開催してきた二度目の全国47都道府県ツアー「KKP TOUR またイかせてもらいます!!47都道府県全国津々ムラ×2!! デリバリー感覚ピエロ!!〜チェンジだなんて言わせない〜」のファイナル公演を、バンド結成の地である大阪・なんばHatchで開催した。

2月にリリースした初のフルアルバム『色色人色』を携えた今回のツアーは、3月のZepp Nagoyaを皮切りに数ヵ所のワンマンと、POLYSICS、アルカラ、グッドモーニングアメリカ、ヤバイTシャツ屋さん、BRADIOらを迎えた対バン形式との混合ツアー。2013年の結成から5周年の記念日でもあったこの日は、ファイナルを迎えた達成感に満たされながら、バンドの止まらない勢いを感じさせる熱いライブとなった。

開演前、ソールドアウトの会場には、今回のツアーの対バン相手から寄せられた5周年のお祝いコメントが流れていた。定刻になり、スクリーンにツアーで訪れた全47会場が映し出されると、手拍子と大歓声に招かれてメンバーが登場。「ツアーファイナル、お前らにかかってるぞ!」という横山直弘(Vo/Gt)の言葉を合図に、ウォーウォーとシンガロングを巻き起こすヘヴィでアグレッシヴな「CHALLENGER」からライブは幕を開けた。

秋月琢登(Gt)が繰り出す手数の多いギターリフ、滝口大樹(Ba)がステージを激しく暴れ回りながら弾く躍動感のあるベースライン、西尾健太(Dr)が全身を使って笑顔で叩き出すパワフルなドラム、今回のツアーを経てひときわ強い存在感を放つようになった横山のボーカル。

各パートが複雑に絡み合い、重厚感のある演奏がスピーディに駆け抜ける「疑問疑答」から、ダンサブルなビートにのせて“カモン!カモン!”というキャッチーなフレーズが楽しい「give me」へと、ダーティで爆発力のある感エロらしいナンバーが次々に投下されると、フロアは早くも熱気と興奮で包まれていく。6人のセクシーな女性ダンサーが妖艶な腰つきで挑発する夏のパーティソング「ワンナイト・ラヴゲーム」では、“チェンジだなんて言わせない”のコール&レスポンスで会場が一体に。ライブ冒頭の5曲はアルバム『色色人色』の曲順どおりの流れでアルバムの世界観へと引き込んでいった。

「全国をくまなく遊んで帰ってきました!」。4ヵ月をかけて全国をまわり、ファイナルの地にたどり着いた喜びを、横山が笑顔で伝えると、ビビットな照明に照らされた軽やかダンスナンバー「CRAZY GIRL」を披露。宮藤官九郎と二度目のタッグを組んだ、映画『パンク侍、斬られて候』主題歌であり、深いリバーブとピアノによる混沌とした音像が印象的な新曲バラード「夜のスピード」など、最新アルバムの曲のみならず、ツアー中に発表してきた新曲も織り交ぜながら、長かったツアーの集大成となるステージを繰り広げていく。

中盤のMCでは、秋月が「今日を持ちまして5周年になりました!」と報告をすると、フロアからは「おめでとう!」という祝福の声が湧いた。緩急をつけたドラマチックなサウンドにのせた出会いと別れの歌「さよなら人色」では、横山が「俺たちと出会ってくれて、どうもありがとう!」と渾身のちからを振り絞って感謝を伝えた。そして、巨大なスクリーンにプロジェクターで歌詞のタイポグラフィーを映し出した「変幻」から、ノリのいい4つ打ちに捻りの効いたメッセージをのせた「触れてみればいいんじゃない?」と「A-han!!」へと、あらゆる曲調で魅了するステージは、結成から5年を経て4人が鳴らす音が、すでに“感覚ピエロ”というひとつジャンルとして確立していることを強く物語っていた。

後半戦へ向かう前に、横山が「次で最後の曲です」と冗談を言うと、「えー!?」と抗議の声があがるフロア。「ワンマンだと思って、油断してたでしょ? どうせ本編が終わって『アンコール!』って言って手を叩けば、すぐに出てくると思ってるかもしれないけど、そういうのは嫌い(笑)。いまを大事にしていきたい」と言うと、美しい照明がステージを優しく照らすなか、すべての人の過去を肯定する真っ直ぐなナンバー「一瞬も一生もすべて私なんだ」を熱唱。ここからクライマックスに向けて、ライブの熱狂は加速していく。

再びセクシーなダンサーを呼び込んで、タオル回しで一体になった「A BANANA」、男女のチームにわけた“おっぱい”のコーラス&レスポンスで湧いた「O・P・P・A・I」、指でハートマークを作って楽しく踊った異色のアイドルポップ「LOVE GENERAL」を畳みかけ、最高潮の盛り上がりに達したところで、ラスト1曲。

「音楽で誰もやってないところに行きたいと思って、このバンド組みました。まさか5年後になんばhatchをソールドできると思ってませんでした」と、横山がギターを弾きながら語りかけると、「未来は遥か遠くにあって、手に届かないものではありません。これからも感覚ピエロと一緒に素敵な未来を掴んでください!」と言って、ラストソング「ハルカミライ」へ。“明日の自分を好きになれますように”という大切なメッセージを残して、4人はステージをあとにした。

アンコールを求める声が湧くなか、ステージにひとりで戻ってきた横山が「このなかにアンコール言ってない人がいる。全員が言うまで出てきません!」と言って、ひときわ大きなアンコールが湧いたところで、再びメンバーが登場。バンド結成初期からライブハウスを湧かせてきた必勝アンセム「リア充大爆発」と「メリーさん」で、集まったお客さんをひとりに残さず最高の場所へと導いていくと、「今日で終わるのが、名残惜しいです」と、しんみりと、ツアーの終わりを告げた横山。

「この5年間で出した曲すべてに嘘偽りはありません。感覚ピエロがあなたに向けて書いたものを、あなたの素敵な声で返してほしいです」と熱っぽく語りかけて、最後は「拝啓、いつかの君へ」で締めくくった。エッチでおふざけ全開のパーティーチューンから、狂騒的なロックナンバーまで、ステージとフロアが全力で対峙した20曲を経て、最後に作り出した大合唱は、あまりにも感動的なクライマックスだった。

演奏が終わると、スクリーンにはライブを終えた直後の汗ダクのメンバーが映し出された。そのなかで横山が「最後に俺らからプレゼントを残していきます」と言うと、新曲のミュージックビデオが初解禁。さらに2019年秋には、バンドにとって最大規模となる幕張メッセイベントホールでのワンマンライブを開催することが発表されると、会場は大きな歓声に包まれた。

5周年イヤーへと突入する感覚ピエロは、この日、これまでリリースした69曲すべてを収録したサブスクリプション限定アルバム『1826』発表した。さらに10月からは次なるワンマンツアー「ありあまるフィクション ONE-MAN TOUR 2018 / AW ~Road to MAKUHARI~」を開催する。ここから感覚ピエロ6年目の快進撃が始まる。

TEXT:秦理恵

-set list-
01 CHALLENGER
02 疑問疑答
03 give me
04 無い ナイ 7i
05 ワンナイト・ラヴゲーム
-MC-
06 CRAZY GIRL
07 チェシャ
08 夜のスピード
09 ミステリアスに恋をして
-MC-
10 さよなら人色
11 変幻
12 触れてみればいいんじゃない?
13 A-Han!!
-MC-
14 一瞬も一生もすべて私なんだ
15 A BANANA
16 O・P・P・A・I
17 LOVE GENERAL
-MC-
18 ハルカミライ

EN 01 リア充大爆発
EN 02 メリーさん
-MC-
EN 03 拝啓、いつかの君へ

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